不確かな日常に沿う光と影は

無差別に僕と世界を繋げていく。

雑音と、それに消えてしまった数々の事象。

勢い任せに放たれた音楽。

 

黒く不透明な、

 

「水彩トウメイ世界」

 

その透明感と不透明感を全て服に閉じ込める。

光と影を纏って。

もう元に戻らない廃れた心には

水彩を這わせて、

隠して隠して逃避する。

世界を鮮やかにするのはいつも…。 

暗闇だけが見せる世界で。

ノイズめいた

日々の雑踏の中で息をして。

そのノイズが光に変わるまで。

どこまでもトウメイなままで。

水や空気、透明を纏う。

消えてしまう一秒前まで、

心は透明水彩のままで居て。